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DCDCコンバータは効率こそ命、ではない

DCDCコンバータは変換効率こそが重要か?
DCDCコンバータは変換効率こそが重要か?

仕事先の若い人向けに見せようとしている資料より。
何か、新設計の基板があるとする。当然、電源が必要である。オンボードで降圧型DCDC電源を採用するとき、様々な市販ICの中から選択することになるが、採用の可否はどのようにして決めれば良いか? という話題。

DCDCコンバータによる電源回路は、もちろん変換効率が高い方が望ましい。が、その回路の採否が決まるのは、効率の良い/悪いよりも、損失が許せる/許せない である。
上の図は、変換効率 66%でも使えた例と、92%でもあぶない実例を挙げた。
左の場合は損失が1W程度と少ないので、プリント基板上の自然な放熱でも連続動作ができている。右の例だと損失が 3.6W超え、FETが90℃を超えた。放熱器などを付ければ改善可能だろうが、採用ターゲットの基板の面積が小さく、それは許容されない条件だった。
ぐぬぬ顔はアレだが、特定少数に見せるだけだから..:-)

トラ技通信 第1号に掲載された投稿: MSP430 Launchpadを書き込み器に流用する

トラ技通信 (CQ出版社)

第1号 (2013年5月1日発行)向けに投稿し、掲載頂いた原稿を、ほぼそのまま公開します。PDFです。
MSP430 Launchpadを ライタ/デバッガとして使う-Web

内容は、TIのワンチップマイコン評価ボード、MSP430 Launchpad のSpi-Bi-Wire信号を引っ張り出して、別のターゲットの書き込み器に利用しちゃいましょう… という、分かっている人には至極当たり前な内容です。(^-^;;;)

なお、トラ技通信は、「同人誌」だそうで、投稿して採用された人だけが閲覧できるルールのため、普通の人は残念ながら見ることが出来ません。投稿に挑戦しようとしている人は、難しく考えているかも知れませんが、この程度でもOKなんだ、という参考にはなるかも知れません。
第1号は21人分の投稿が掲載されています。全員採用されたのかな~と思ったら、スラド日記のコメントによると不採用の例もあり。 内容が技術的に高度かどうか、よりも、体裁が整っているかどうかが採否ラインのように思えます。

原稿の冒頭で、「MSP430 Launchpad は、非常に安価で…」と書いた直後に、販売価格が値上がってしまった件については、
スラド日記: MSP430 Launchpad、プロモーション価格が終了して2倍に値上げ… $4.3→$9.99 に書きました。