(前回の続き)
Graceスタンドアロン版で生成したソースコードを、CCSで使うには、若干の編集作業が必要になる。以下のサイトの記事が参考になる:
CCSv7 Grace Migration
このページの解説は、GraceがCCSのプラグイン方式だった頃に作成したプロジェクトを、最新の CCS v7.x などに持ち込む際の移植の手順を説明しているのだが、この手順が、スタンドアロン版のGraceの出力をCCSに持ってくる際にもヒントになる。
手順としては、だいたい以下のようになる:
- (step-1) Grace側で使うマイコン・使う内蔵周辺を設定し、コード生成させる。
- (step-2) CCS側で、新しい空のプロジェクトを作る。 C言語で main()があるだけのプロジェクトでいい。
- (step-3) (step-1)で生成したコード一式を、CCSのプロジェクトの中へコピーする。
ただし、CSL_init.c は不要なので持ってこない。 - (step-4) Grace.h をCCSのプロジェクトにコピーする。
main.cソースの中で Grace.hをインクルードしている行を、参照できるように「#include “grace.h”」のように修正する。
main()の中の先頭で、一回 「Grace_init()」を呼ぶようにする。 - (step-5) CCSでビルドする。
(続く)
「Graceで生成したソースコードをCCSで使うには (1)」への1件のフィードバック
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